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2025.07.15

晴海客船ターミナルの跡地には何ができる?晴海周辺に新設予定のスポットもご紹介

「晴海客船ターミナルの跡地ってどうなるの?」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

晴海客船ターミナルの跡地には、客船受入施設が新設される予定です。工事は、2025年10月末まで予定されていますが、2025年6月には、客船の受け入れが再開されます。また、晴海周辺には、2025年夏以降もさまざまなスポットが誕生する予定です。

本記事では、晴海客船ターミナルの跡地にできる客船受入施設の概要や、晴海周辺に新設予定のスポットなどをご紹介します。晴海エリアの新設スポットを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

晴海客船ターミナルの跡地に客船受け入れ施設ができる

2022年2月20日(日)をもって閉館し、解体された晴海客船ターミナルの跡地に、客船受入施設が新設されます。2025年6月1日(日)には、クルーズ客船の受け入れが再開される予定ですが、工事は2025年10月末まで続く見込みです。

施設の概要は、以下のとおりです。

  • 名称:晴海客船ターミナル
  • 建物規模:鉄骨造・延床面積3,257㎡
  • 開館時間:【通常時】9:00〜17:00(年末年始を除く)【着船時】客船の停泊時間による
  • 主要施設:待合エリア(椅子・トイレ・自動販売機スペースなどを設置予定)

管理・検査エリア、観光バス・タクシーなどの待機場、一般車用駐車場

2025年6月の客船の受け入れ再開時は、ターミナルへの立ち入りは客船関係者のみで、一般開放はされません。都バスの乗降場・待機場は、現在の位置のまま、敷地内は、都バス乗降場周辺のみ通行できます。

2025年11月の開業以降は、ターミナルの待合エリアは一般開放されます。都バスの乗降場・待機場は、晴海ふ頭公園側に移設され、敷地内は、一般開放される予定です。また、2026年中には、一般車用駐車場が完成し、時間貸しの駐車場としての運営が想定されています。

※参考:東京都港湾局「晴海客船ターミナルに関する工事及び運営予定について」

新しい広場の完成でアクセスの向上に期待

環二通りと黎明橋(れいめいばし)公園が交わる場所に、広場ができる予定です。2025年3月時点では空き地で、資材置き場として利用されていました。広場には、橋がかかり、スロープで環二通りの歩道・自転車道に出られます。自転車でも通れるため、利便性の向上に期待できます。

さらに、バリアフリーとしてエレベーターや、コミュニティサイクルポート(地域内の自転車をどこでも自由に借りて返却できるシステム)が設置される予定です。また、環二通り下が開放され、朝潮運河親水公園が一直線につながります。そのため、勝どき駅方面と、晴海五丁目のマルチモビリティステーションの行き来がしやすくなるでしょう。

晴海周辺で新しくできるスポット

晴海周辺で新しくできるスポットを5つご紹介します。

築地のマルチスタジアム

築地市場跡地には、約5万人を収容する屋内全天候型のマルチスタジアムを中心に、さまざまな施設が整備される予定です。フィールドと客席の形を自由に変えられるため、スポーツやエンターテインメントなど、さまざまな用途に対応できます。臨場感や没入感を演出するために、最先端のデジタル・音響技術の導入が予定されています。

マルチスタジアムのほかにも、築地場外市場との連携や、食文化の発展を促すイノベーション拠点「築地クリナリーセンター」の設置など、食文化を発信するエリアが作られます。さらに、再開発地区の基盤として、オフィスやホテル、レジデンスなどが設けられる予定です。

東京ビッグサイトと東京国際フォーラムの中間に位置する立地を活かし、大規模なイベント開催用の施設としての活用も検討されています。

豊洲セイルパーク(TOYOSU SAIL PARK)

豊洲二・三丁目地区の最後の大規模再開発として進められているのが「豊洲セイルパーク(TOYOSU SAIL PARK)」です。建物竣工は2025年6月、開業は2025年夏の予定です。

2棟の建物と大屋根広場、緑地空間が整備されます。建物には、オフィスや店舗に加えて、インキュベーション施設やシェア企業寮などが導入されます。コクヨ株式会社が運営するインキュベーション施設「LIFESTYLE LAB “TOYONOMA”」は、メイン空間のほかに、コワーキングエリアやシェアキッチン、製品展示エリアなどを備えています。

TOYOTA ARENA TOKYO

2025年秋に、お台場エリア「青海」に「TOYOTA ARENA TOKYO」が開業する予定です。

メインアリーナは、360度どこからでもアリーナ面に正対し、スポーツ観戦がしやすいように観客席を配置しています。コンサートやMICE(大規模な会議やイベントなど)にも使いやすい構造です。ホスピタリティエリアとして、プライベートエリアやクラブラウンジなどが用意されています。

希望により、メインアリーナと同時にサブアリーナを利用できます。イベントがない日は、団体や一般の方でも利用できるように整備される予定です。さらに、スポーツパークや屋外テラスなど、誰もが心地よく使える空間が作られます。

The Place Shimbashi(ザ プレイス新橋)

2025年秋に「The Place Shimbashi(ザ プレイス新橋)」が新設される予定です。

株式会社ヴィスが提供する「The Place」はフレキシブルオフィスで、コワーキングスペースやシェアオフィスとしての機能を兼ね備えています。「TSUMUGI(ツムギ)」をコンセプトに、知的創造性を高めるデザイン空間を作っています。

2025年4月時点で、大阪・心斎橋、名古屋・伏見、東京・渋谷の3箇所で展開されており、新橋が4拠点目です。The Placeでは、会議室だけではなく、共有ラウンジや個別スペースなどが整備されています。

東京ドリームパーク

有明地区に、エンターテインメントとテクノロジーが融合する拠点として「東京ドリームパーク」が開業する予定です。2026年春の開業を目指して、開発が進められています。

東京都が推進する「東京ベイeSGプロジェクト」や周辺企業などと連携しながら、さまざまな施設が設置される予定です。たとえば、SGC HALL ARIAKEには、数々の音楽番組や、イベント制作などを担当したテレビ朝日のノウハウが活かされています。

ほかにも、ミュージカルや演劇に最適な約1,500席が用意された劇場、展示会を中心に利用できる、自由度の高いイベントスペースなどがあります。

オープンしたばかりのスポットも多数!

2025年に入ってオープンした2つのスポットをご紹介します。

【2025年1月】チームラボ豊洲の新エリア

2025年1月22日(水)、豊洲のチームラボプラネッツ TOKYO DMMに、新エリアがオープンしました。チームラボは、2018年の開業以来、東京観光に欠かせないスポットのひとつとして知られています。

今回の改修工事では、エリア面積が約1.5倍に拡張され「運動の森」「学ぶ!未来の遊園地」「つかまえて集める森」の3つの新しいエリアが誕生しました。20以上の作品が常設され、子どもから大人まで、体を動かしながらデジタルコンテンツを楽しめます。

【2025年3月】海の森公園

2025年3月28日(金)、江東区海の森三丁目に「海の森公園」がオープンしました。かつてごみの埋立地として機能していた場所を、美しい森に生まれ変わらせようと進められたプロジェクトです。

「資源循環」と「都民協働」をコンセプトにしており、都内の公園や、街路樹から出る枝葉を利用した土づくりをしています。約23,000人の都民や、企業、NPOの協力のもと、小学生やボランティアがどんぐりから育てた苗木が約24万本植えられました。

現在では、成長した苗木により、緑豊かな森が形成されています。今後は、自然体験やスポーツ、健康づくりなどのイベントが開催される予定です。

晴海客船ターミナル以外にもさまざまな施設が誕生する予定

晴海客船ターミナルの跡地には、客船受入施設が新設されます。2025年11月には一般開放され、時間貸しの駐車場としても機能する予定です。

2025年に入ってオープンした施設も多数あり、湾岸エリアが発展している様子がうかがえます。また、2025年夏以降は、豊洲や築地などにも新たなスポットが誕生するため、晴海周辺はますますにぎわうと予想されます。

湾岸エリアの盛り上がりとともに、晴海周辺のさらなる発展にも期待できるでしょう。

※すべて2025年4月時点の情報です。

テキスト:ハルフラ編集部

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