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2024.04.23
2024.04.23

都心へもっとスマートに!東京BRTで進化する交通アクセス

HARUMI FLAGが建設された湾岸エリアと都心を結ぶ、新しい交通システム

都市部の新たな交通手段として期待されている新交通システム「東京BRT」をご存じでしょうか?東京BRTは、HARUMI FLAGが建設された湾岸エリアと都心を結ぶ、新しい交通システムです。

「郊外での暮らし」に注目が集まる昨今、都市部への交通利便性は決して小さくない課題。この記事では、そんな課題をスマートに解決した「東京BRT」のシステムや、アクセスについてご紹介します。

世界で導入が進む次世代のバスシステム「BRT(Bus Rapid Transit)」

BRT(Bus Rapid Transit)とは、バス高速輸送システムの略称です。

高度な性能と高い利便性を提供するシステムとして、世界各国で注目されています。

  • 専用走行路
  • ハイグレードな停留所
  • 連節バスの採用
  • 階段などによる上下の移動が不要

上記を採用し、高い輸送力や定時制、速達性を可能にしています。

都心へスマートにアクセス

2022年に開通した、湾岸エリアと都心を結ぶ最短ルート環状第2号線。HARUMI FLAGのある湾岸エリアと都心が結ばれ、車でのアクセスが容易になりました。

HARUMI FLAGには「マルチモビリティステーション」と呼ばれる街の交通結節点があり、さまざまな移動手段が選択可能です。マルチモビリティステーションは、東京BRTのほか、路線バス、コミュニティサイクルなどさまざまな交通アクセスの拠点となるポイント。BRT停留所は4カ所が設定されています。

バス停留所

東京BRTは、電車のように複数の車両をつないだ「連節型」が採用されており、通常のバスよりも多くの乗客を輸送できる強みがあります。

今後はさらに幅広いエリアへの拡大も予定しているため「湾岸エリアと都心」が近く感じられるようになります。

早朝から深夜まで運行する豊富な便数と高い輸送力

東京BRTは、交通需要に合わせた運行本数で多くの人員の輸送を実現可能です。

さらに、東京BRTの運行計画では、早朝から深夜まで多くの便数を予定しています。早朝時間帯需要の高い新橋駅から豊洲市場への運行は、朝5時からの運行が決まっています。

また、沿線マンション開発による深夜帯需要の増加も考えられるため、夜間は深夜24時台まで運行予定です。平日のピーク時には1時間当たり20便程度の運行を予定しており、1時間当たり2,000人程度の輸送が可能です。

東京BRTでつながる「新橋」駅から縦横無尽に広がるレールアクセス

東京BRTでつながる「新橋」駅は合計7路線が入る、都内有数のターミナルです。

  • JR線(東海道線・京浜東北線・山手線・横須賀線)
  • 東京メトロ銀座線
  • 都営浅草線
  • ゆりかもめ

例えば上記のような路線が入り、新橋駅からさまざまな場所にアクセスできます。

新橋駅はビジネスや交通の便がよいというだけでなく、多くの観光名所や大型ショッピングモール、飲食店が並んでいるため、遊びに行くにも最適な場所です。

街の交通結節点、マルチモビリティステーション

マルチモビリティステーションとは、簡単にいえば「移動手段の集合拠点」。マルチモビリティステーションには、東京BRTや都営バスのほかコミュニティサイクルなどが設置されており、幅広いエリアへの移動を可能としています。

今後は船着場も隣接して整備される予定なので、HARUMI FLAGをはじめ、多くの人の交通利便性を高めるでしょう。

HARUMI FLAG内を入る東京BRT

身近な交通手段となるコミュニティサイクルを導入

コミュニティサイクルとは、自転車のシェアサービスのことです。HARUMI FLAG内には約400台分のポートを設置する予定であり、有料でのレンタルが可能です。自転車はHARUMI FLAGのサイクルポートおよび周辺施設であれば、相互に利用・返却できます。

レンタルサイクル

HARUMI FLAG周辺には、東京湾に面する「晴海ふ頭公園」と「晴海緑道公園」があります。正面にはレインボーブリッジを望むことができるため、サイクリングにも最適です。家族のコミュニケーションに、体力維持に。毎週末の楽しみの一つになるかもしれません。

HARUMI FLAGの周囲には東京BRTや都営バスなどの停留所も整備

東京BRTの停留所はHARUMI FLAGに4カ所設置されているため、勝どき駅まで歩くよりも近い距離で利用できる点もポイント。

東京BRTのほか、都営バスも運行中です。都心へのきめ細やかな交通網を巡らせている都営バスは、通勤の時間帯は約5分に1本と本数を増やして運行しているため、いつ自宅を出ても乗車できる利便性が魅力。都内の広範囲を都営バスがカバーしているため、マルチアクセスが可能です。

バス停留所

まとめ

HARUMI FLAGのリリースによってますます湾岸エリアと都心へのアクセスのスムーズさが求められるようになりましたが、多くの人員を輸送できる連節バスを使用した「東京BRT」は、こうした交通面の需要に応える画期的なサービスです。

電車よりも短時間かつ最短距離で都心へ行けるため、移動の選択肢も広がるでしょう。輸送力や定時制・速達性を可能にし、交通インフラとしての発展が期待されています。

静かでおだやかな湾岸エリアに住まいつつ、都心への好アクセスも実現したHARUMI FLAG。ぜひ、この街での暮らしにイメージを膨らませてみてください。

テキスト:ハルフラ編集部 撮影:鈴木文彦

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