湾岸エリアでも安心!HARUMI FLAGが示す災害対策の進化
本格的な水素インフラやエネファームなど、未来のエネルギー都市に必要な要素を備えています
海、空、緑に囲まれ、豊かな開放感に包まれた暮らしが実現するHARUMI FLAG。しかし、ときにこれらの自然は、私たちに脅威を見せることがあります。HARUMI FLAGは海に面した街として、街を災害から守る対策を実施しています。
本ページでは、HARUMI FLAGの建物に施された、高い免震・制震を誇る基礎構造のほか、二次災害対策、そして街の安心・安全の拠点となる「セキュリティセンター」などについてご紹介します。
HARUMI FLAGの基礎構造は?
HARUMI FLAGの中心にそびえる2棟の超高層マンション「SKY DUO」は、地下1階・地上50階建て、高さ約180メートルを誇る、HARUMI FLAGのシンボルともいえるタワー棟です。
このSKY DUOでは、三井住友建設・前田建設工業の協業体制のもと、巨大な長周期地震として想定される相模トラフ沿いの地震動の作成・評価を行った上で構造が計算されています。
建物には、地震の揺れを吸収するオイルダンパーや、風などによる小さな揺れに対する減衰効果がある積層ゴムといった制震装置を採用。この「免震」と「制震」によるハイブリッド構造により、地震や風による振れを低減するとともに、設計自由度が高く開放的なプランの追求を可能にしました。
居住性を高める理想的な柱ピッチの実現、大梁の少ないフレーム構成とすることにより、安全性と快適性を両立しています。
防波堤完備のタワーマンションはここだけ
HARUMI FLAGは海に面するため、津波や高潮による被害への対策は不可欠です。
津波対策として、海側3面に高さ6.5メートルの防潮堤を設置。また、再開発による道路や街区に盛土を施し、A.P.+6.5メートルを確保しました。A.P.+6.5メートルという高さは、満潮時の高潮による海面の上昇分と波浪の要素を加えたもので、最大級の地震および津波に備えたものです。
現在「T.P.(東京湾中等潮位=海抜)」はA.P.+1.1344メートルが基準とされていますが、HARUMI FLAGではA.P.+6.5メートルを実現することで、住む人に安心を提供しています。
これだけの高さを持つ防波堤を完備したタワーマンションは、HARUMI FLAG「SKY DUO」だけです。
二次災害への対策もばっちりのタワーマンション
地震やその他災害に建物が耐えることができても、その後起こりうる二次被害によって生活が脅かされることがあってはなりません。
HARUMI FLAGの各街区には、約1週間の電力を確保する非常用発電機を設置。また、太陽光発電+蓄電池、純水素型燃料電池、都市ガスなどといった「分散型エネルギー」を採用することで、電力源の一つが機能を停止した際にも対応できるようになっています。
専有部では、停電時にも継続運転が可能な、エネファームと蓄電池による自立制御システムが整備されています。
これらのエネルギーシステムを含め、HARUMI FLAG全体のエネルギーを管理するのは「AEMS(エリアエネルギーマネジメントシステム)」。各エリアの供給バランスの監視をはじめ、避難先の情報やエネルギーの供給状態などを把握し、適切に運用することが可能です。
防災対策は街中に。万が一があっても安心
FLAG CORE内には、街の安心・安全の拠点となる「セキュリティセンター」が配置されています。セキュリティセンターは街全体を見守るセキュリティの中枢施設で、現場急行への拠点として機能します。
また、災害時に拠点となる「防災センター」を各街区内に設置。この防災センターは、24時間365日、常に稼働しています。
HARUMI FLAGには約750台の防犯カメラが張り巡らされており、共用部やマンション外構に設置された防犯カメラは、周辺の道路まで監視が可能です。これらの各地点の防犯カメラ映像は、防災センターとセキュリティセンターが無休体制で常時監視。防犯や火災などの警報があった際に、警備員が現場へ急行します。
各街区の防災センター、セキュリティセンター、そして管理人室とが連携しながら、エリア全体の安心・安全を徹底しています。
まとめ
本当に快適な暮らしとは、安全性が確保されている暮らしです。非常時にこそどれだけ防災ができるか、そして、平時の生活が守れるかが重要となります。
そのための備えが、HARUMI FLAGにはあります。街全体をマネジメントするエネルギーシステム、一戸一戸を見守るセキュリティセンター、そして自然の脅威から街を守る防波堤と、地震・風の揺れに耐えうる柔軟で強固な建物。
交通や教育、娯楽における利便性だけでなく、平時の穏やかな暮らしを土台から支える災害対策が、HARUMI FLAGにはあります。
テキスト:ハルフラ編集部 撮影:鈴木文彦
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